1歳の誕生日の「初誕生祝い」って何をすればいいの?
初誕生は通常の誕生日とは全く違う意味を持つ
今は医学も非常に発達し、たとえ1000g以下で生まれた赤ちゃんも命を取り留める事が可能となっているなど、健康に標準体重で生まれた赤ちゃんが1歳未満で死亡するという事は考えられない現代です。
しかし、その昔、現代のように食べ物が常に平均的にある状態でもなく、暖房や冷房があり、体温をしっかり保つことができるということもない時代、栄養も少なく厳しい倉祭の中で亡くなっていく乳幼児は非常に多かったといわれています。
1歳まで無事に育つことができたというのは、そのご家族にとって本当に非常に嬉しい事であり、特別なことだったのです。
そのため、1歳のお誕生日は親戚を呼び盛大にお祝いする風習が昔から各地にあったといます。
初誕生に行う行事とは
一生餅と一升餅をかけて一升のお米でお餅を作り様々なお祝いの行事を行う風習も今に残っている初誕生の行事です。
一升は㎏にすると1.8㎏に当たり、お米で蒸してからお餅を作ると2㎏位になります。
お餅は神事の際によく利用されてきた神聖なものという認識もあるため、初誕生でお餅を作り行事を行うことで特別な力を持つとされてきたのです。
お餅を一升(一生)用意するということで、一生食べ物に困ることがないという願いも込められています。
地域によって違いがありますが、初誕生の時、赤ちゃんにお餅を踏ませる餅踏みという行事や、お餅を風呂敷などに包み赤ちゃんに背負わせて歩けるか?など、背負い餅を行って祝うところもあるのです。
初誕生は自宅で?それとも外で?
昔は自宅で宴会の準備をして親戚を呼びお祝いをしたのですが、最近は料亭やレストランなどでお祝いを行うことが多くなっています。
初誕生のお祝いを古くから行ってきた料亭などでは、どのようなものを準備すればいいか、よく理解してくれているので、そういうところに依頼すると安心です。
地域によってお餅を背負う、踏む、体をぶつけるなどの風習がいろいろあります。
お餅を背負う場合には、風呂敷などに入れて背負わせて立つことができるか?歩けるか?など見守るという行事です。
餅踏みは1歳を過ぎこの先歩き回るようになるとき、足腰が丈夫な子になるようにと願いを込めて行います。
お尻、すね等にお餅をぶつける風習もあり、この場合、足にぶつけることで足を丈夫にする、お尻にぶつけることで丈夫な足腰にするという意味があるようです。
こうした行事を行う事ができるか、レストランや料亭で行う場合には確認しておくと安心だと思います。
宴会に呼ぶのは、祖父母などのごく親しい人たちのみです。
特に決まりがないので、遠方で来ることができないという場合には、近所の親しい方を呼んだり、いつも赤ちゃんが負わせになっている身近な方を呼ぶようにします。
通常は、ごく親しい血族を呼ぶことが多いようです。
自宅でお料理をふるまう場合、伝統的な準備をしたいという事なら、お赤飯と尾頭付きの鯛、一汁三菜を準備します。
しかし現在の感覚に合わない事と、お七夜、お食い初め等も同じ料理になるので、特に拘らず、参加していただける方々の年齢に合わせて準備するのが現代流です。
メニューに選ばれることが多いのがお寿司、空揚げなどのパーティーメニューであればいいと思います。
特に決まりはないのですが、主役は1歳のお誕生日を迎えるお子さんです。
お子さんが好きなメニューも用意し、ケーキもお祝い膳に加えるのが通常となります。
(初誕生祝いの参照記事)
祝1歳!初誕生のお祝いの仕方・お祝い金額の相場・内祝いについて – NAVER まとめ