福は内!鬼は外!節分を楽しむために節分について学ぼう

福は内!鬼は外!

恒例の豆まき、節分はどうして行われるようになったの?

節分に鬼は外、福は内と豆をまき、保育園などでは鬼さんが園にやってきて、園児たちが泣きながら豆をぶつける様子などがニュースでも伝えられます。
節分はお子さんたちにとってお菓子をたくさんもらえる、ひろえる特別な日という感覚しかないのでは?と思うこともありますが、古くから行われてきた日本の行事です。

節分という行事は、鬼などの厄災をもたらす厄神を追い払う、また福を招くという意味を持って行う行事となります。
通常、2月3日、もしくは4日、立春の頃に行う行事です。
鬼は外といって外に向けて豆をまき、福は内といって家の中に豆絵を巻きます。
自分の年の数、また年齢から一つ引いた数の豆を食べることで厄災から逃れ、病気をしない体になるといわれているのです。

節分に厄払いをする地域が多い理由

節分で追い払うのは鬼、というよりも、鬼は厄災をあらわす標的となっていて、災害、疫病から人々、地域を守るという意味を持っています。
節分の年、厄年にあたる人が厄払いを行うという風習がある地域も多数みられるのです。

室町時代には、夜年の数だけ銭を包み落としておき、乞食さんがそれをひろうことで厄払いになるという風習もあり、地域によって様々な風習があります。
江戸時代になると夜に厄払いましょうと言って各家を周る物もらいの乞食さんも多かったようです。

また地域によっては厄年の人に豆、銭を与えて祝いをすると最後に鶏の鳴き声をまねて厄払いをしていたという風習もあります。
鶏は朝を知らせる鳥なので魑魅魍魎がいなくなると考えての風習ではないかといわれている地域もあるようです。

2月1日に厄払いする風習もある

豆節分は豆をまくのですが、神社によっては福は内しか行わないというところもあります。
また、地域によっては2月1日に厄払いとして節分以外にも厄払いを行うという所があるようです。

2月1日は年重ね、年直氏などと呼ばれて、厄年の人がいるご家庭では2月1日もう一度門松を置いたり、お雑煮を食べるなどして再度「お正月」を祝います。
こうして「1つ措置を重ねて厄を過ぎたよ」とあらわしていたようです。

願い事は何にしよう?七夕の由来や七夕飾りの方法

七夕

七夕の由来知っていますか?

幼いころから七夕になると笹の葉に願い事を書いた短冊や七夕飾りをつけてお祝いするという事を保育園の行事、小学校の行事として行っていたという人が多いと思います。
星に願いを込めて祈るロマンチックな七夕ですが、由来をご存知の方は案外少ないようです。

七夕は願い事を短冊に書いて笹につけてお願いする日という認識の方も多いのですが、実は、子供の成長を願う節句の祝いの一つされています。
端午の節句や桃の節句は、お子さんの成長を祝いますが、それと同じように七夕も、お子さんの健やかな成長を祝うという行事です。

現代は将来何になりたい、これがほしいなどのお願いごとが短冊に書かれていることが多いのですが、昔は習い事が上達するように等の願いを書くものだったといいます。
それが今の七夕につながっているのです。

現在は7月7日、つまり新暦に七夕祭りなどを行いますが、昔は旧暦、8月に行う行事で、秋の行事といわれていた行事になります。
現在でも仙台の有名な七夕まつりは8月7日に行われており、国内、国外からも大勢の観光客が訪れる大きなお祀りとなっているのです。

七夕飾りでわかる由来や意味

七夕には七夕飾りを飾りますが、この飾りにも意味があります。
紙衣は女の子の裁縫の腕が上達しますようにという願いが込められ、巾着はお金が貯まりますようにという願いが込められているのです。

投網は豊漁祈願、屑籠は整理整頓ができる子になるように、またモノを粗末にしないようにという願いが込められ、吹き流しは織姫のように織物が上手くなるようにという願いが込められています。
千羽鶴はご家族みんなが長生きするようにという願い、そして短冊は字が上手になりますように、習い事が上達しますようにという願いがこめられているものです。

短冊に願いごとを書くときに正しい書き方とは

短冊短冊に願いごとを書くのは、書道、学業などが上達するようにという願いが込められています。
短冊に願い事を書くときには、通常、子供の成長を願うとされているのですが、近年、自分の願い事を書くことが多くなっているようです。

どのような願い事を書いても、現代では特にダメということもありませんが、自分を成長させる願い事を書くことが作法になります。
また願い事を書くときには、こうなる、こうなりたいという思いを強く書くことが望まれるのです。

笹の葉を利用する意味

七夕の願いごとを短冊に書いて笹に結ぶという風習は日本独自の物であり、江戸時代になって庶民に広がったとされています。
笹は神聖なものとされ、天に思いを届けるものとされてきたのです。
天に向かってすくすくと真っ直ぐに伸びていくさまを見て、先人たちはこの笹のようにまっすぐに子供が成長してほしいと願い、笹の葉に願い事をつけて託したといいます。

笹の葉は、天により近いところで風に揺られ葉音を出し、天上にいるご先祖様の霊を呼ぶことができるといわれており、昔からこうしてご先祖様にお子さんを見守ってくれるようにお願いしてきたのだそうです。
願い事を書き笹に結ぶことで天上のご先祖様に願いをかなえてもらえると信じられていたといいます。

七夕の笹を飾る時期、処分の仕方

七夕の飾りつけは7月6日の夕方スタートし、7月7日の朝から夜にかけて終了です。
商店街などでは長い期間飾りつけされていますが、通常、作法に沿って行うとこのような日程となります。

笹飾りは昔川に流し成就祈願したものですが、現在、環境の面も考慮し行われていないようです。
都市部では特に可燃ゴミに出す以外方法がないので、次第に、この七夕飾りの笹を使う理由や願いごと成就に川に流すなどの意味も、忘れられているのかもしれないといわれています。

出来れば神社などにお願いしお炊き上げしてもらうなど考える方がいいと思いますし、この時、七夕の由来や笹のこと、どんな願いが込められているのかをお子さんに説明できるはずです。
こうした由来なども、伝えていきたい事の一つだと思います。

ちなみに、七夕の時にはおそうめんを頂くという風習がありますが、これは7月7日、中国で亡くなった帝の子供が鬼となり暴れ、生前好きだった索餅「さくべい」を供えたことでたたりが無くなったことに由来しているのです。
さくべいがさくめん、そうめんと変化し、日本ではそうめんを頂くようになったといわれています。

端午の節句って?由来や祝い方を学ぼう!

こいのぼり

端午の節句とはどういう意味があるの?

端午の節句というのはもともと、季節の節目に神様に向けてお花などを供えることで、これによって家族の邪気を払うとした儀式です。
それが、現代、5節句として残り、1月7日の人日の節句、3月3日の上巳の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕、9月9日の重陽として残されています。
このお節句だけが年中行事として残され、特に5月5日の端午の節句は、男の子の成長を願うお節句として大きく御祝いする儀式として現代に残っているのです。
端午のお節句の祝いの意味、理由などを理解すると、よりお節句を尊ぶことができると思います。

端午の節句の由来とは

5月について古代中国では物忌みの月と呼ばれ、忌み嫌われ、お祓いが行われていたといわれているのです。
端午というのは、5月の初めの午の日をあらわしていますが、午と「五」の音が同じということもあり、端午の節句とされたと言い伝えられています。
中国から伝わったこの風習が端午の節句、厄払いの日として定着したのが由来です。

日本に伝わったのは奈良時代、その後、鎌倉時代に入り武家社会になり、厄除けに加わったのが菖蒲となります。
これも、勝負・尚武と菖蒲が同じ音を持つことで、武家の中で尚武の節句として祝いを行ったとされているのです。
その後、江戸時代になり端午の節句は男の子が生まれ無事に成長できるようにという願いを込めた儀式となり、庶民に広がり今に至るといいます。

端午の節句、用意する食べ物

関東地方では端午の節句に柏餅、関西地方ではちまきを食べる風習があるのです。
柏餅に利用する柏の葉っぱは、新芽が出るまで葉が落ちないということから、子孫繁栄の意味を持ち端午の節句にふさわしい食べ物として利用されるようなったとされています。

ちまきは笹の葉でもち米を包み蒸した食べ物です。
昔は「ちがや」の葉をまいて造っていたとされています。
茅「ちがや」は、中国の故事によると繁殖力が非常に強く神霊が宿るとされており、古くから邪気を払う植物として利用されてきたようです。
そのため、端午の節句では茅を利用したちまきを食べる風習があったといわれています。

このほかに御祝いとして食べることが多いのが、出世魚のぶり、勝男とかけて鰹、真っ直ぐに伸びる、成長するという事でタケノコをチア抱くということも多いです。
地域によって違いがありますが、お赤飯等も用意されますし、5月に旬を迎える食べ物を利用する事が多いといわれています。

菖蒲湯に入る、飾り物を飾る

端午の節句端午の節句ではうち飾りに武者人形や鎧兜、外飾りにこいのぼりを飾るのが一般的です。
昔は母方の祖父母が贈るものとされていましたが、現在は両家でそれぞれを用意するなど、こだわりがなくなっています。
鎧兜や武者人形などはかなり場所をとるので、スペースを意識したものを用意してもらう方が安心です。

飾りつけは通常4月に入り行い、前日、当日はお正月のお飾り同様、一夜飾りと呼ばれ縁起が悪いといわれています。
片付ける時期は決まりがないのですが、一般的に梅雨入り前、5月の中旬くらいまでに片付ける方がいいようです。

菖蒲湯は菖蒲の根、葉などを入れたお風呂のことですが、端午の節句の厄払いとして昔から菖蒲の入った湯に入るという風習が残っています。
菖蒲、勝負、尚武にあやかり武士が出陣の前に菖蒲湯に使ったということもいわれていますので、こうしたこともあり、男の子が菖蒲に勝つという意味を込めて行うものです。
お子さんと一緒に菖蒲湯に入り、由来を伝えていくのも大切な親の務めといえます。

葬儀に参列する側のマナー

香典袋

お香典のマナーを理解する

お香典は袱紗に包んだ状態でお渡しするのがマナーで、香典袋をむき出しにするのはマナー違反とされています。
自分の番になってから袱紗を開き香典袋を出して両手でつけつけの方に「このたびはご愁傷さまでございます」とお渡しするのがマナーです。
お悔やみを簡潔に述べて芳名帳に記載します。

お香典をすでにお渡ししている場合、また通夜にかけつけお香典を告別式に持っていきたいと思うときには、記帳だけ済ませることもできるのです。
お香典は告別式にお持ちします、昨日参列しておりますと一言伝えます。

お通夜の際にもマナーよくしておきたい

お通夜で受付を済ませてから、御焼香です。
前の人に続き、会場の方の説明にそって順序良く進みます。
丁寧に拝礼、ご遺族に挨拶する機会があれば手短に「このたびはご愁傷さまでございます」とだけ伝えお辞儀し御焼香です。

仏式の御焼香の作法としては、宗派によって違いがあります。
例えば真言宗の場合、押しいただいて3回、天台宗の場合は回数が決まっておらず、浄土真宗本願寺派は1回等違いがあるのです。
押しいただくというのは抹香を額の高さに掲げるという意味を持っています。
宗派によって違いがありますが、大切なのは心を込めて故人を思うことです。

通夜ぶるまいは弔問に対してのお礼、お浄めという意味で行われるもので、読経終了後、弔問の方にお酒、お漁師などをふるまうことをいいます。
故人への御供養となる事なので、お勧め頂いたら同席するのがマナーです。
ご遺族は疲労されておりますので、長いせず短い時間で済ませる、もしくはお開きの挨拶が終わったらそれに従います。

故人と対面する際の作法とは

お亡くなりになった方と今生で最後の対面ができるようなら、作法にそってご挨拶すべきです。
故人から一歩下がる位置で一礼、故人の側によって手を合わせます。
故人のお顔を覆っている布をご遺族があげてくれるので、お顔をよく見せていただき手を合わせて冥福を祈るのです。

故人から一歩下がり、ご遺族に一礼、退席というのが流れになります。
ご家族が会ってほしいと言ってくれたなら、悲しみの気持ちが大きく、顔を見ることがはばかられるという場合でも、やはりお勧めに従い合わせていただく方がいいです。
葬儀が終わってからお顔を見ておけばよかったと思っても、もう二度と会うことはかなわないのですから、しっかり気持ちを込めてお顔を拝見させていただきます。

告別式、葬儀でのマナーは?

受付でお悔やみを述べてお香典を私、記帳を済ませてから返礼品を受け取って御焼香です。
通夜でお香典を渡している場合には「昨日も参りました」と告げ記帳のみ行います。
ご遺族のところに行きたいのはやまやまですが、葬儀でバタバタされているので避ける方が無難です。

御焼香でご遺族と向き合うときには黙礼、もしくは簡単にお悔やみを述べます。
会葬者同士の挨拶についても、黙礼にとどめ挨拶が必要な場合には葬儀の後、改めて挨拶すべきです。
御焼香が終わると柩の蓋が閉められ、最後のお別れとなります。

儀式としては地域性がありますが、親族、近親者の男性が柩を移動し、霊柩車に乗せる事が多いです。
出棺は一般の会葬者が故人を見送る最後の場面となりますので、休養が無ければこの時までとどまるのが礼儀とされています。
喪家挨拶の時には冬場でもコートなどを脱ぎ、霊柩車が走り出す前に手を合わせ頭を下げて最後のお別れを真摯に行うべきです。

特に親しかった友人や知人は火葬に立ち会ってほしいといわれることもあります。
この場合、指定されたお車に乗って火葬場に向かい、柩の安置から僧侶の読経、御焼香、親族が柩を炉におさめ火葬終了後、お骨を二人一組で広い骨壺に収めるという儀式を行うのです。
火葬場から戻ったら自宅に入る前にお塩によってお浄めします。

通夜ぶるまいでのあいさつ

数珠

お通夜の時の通夜ぶるまいとは

お通夜のお席は悲しみのお席、故人との最後のお別れとなることもあり、多くの方がお別れに来ます。
ご家族は大切な方を亡くされた気持ちもいえないままに、通夜、葬儀の準備に追われるのです。
しかしこれは気持ちを整理するということも含めて、現実を見つめて冷静になるための大切な時間ともいえます。

お通夜が終わると、僧侶、弔問していただいた方々にお料理、お酒をふるまいますが、これを通夜ぶるまいです。
この時に気を付けなければいけない事など理解しておかないと故人に恥をかかせることになります。

通夜ぶるまい、基本は?

先ず僧侶、弔問客を通夜ぶるまいの席に案内し、僧侶には最上席に座って頂きますが、通夜ぶるまいを断る僧侶も多いので、この場合、御膳料とお車代を用意しつつ見渡すのがマナーです。
白い封筒を準備するか半紙に包み渡すことが儀礼で、不祝儀袋は利用しないので注意が必要になります。
御膳料は通常5000円くらい、お車代は距離に関係なく5000円から1万くらいです。
こちらで送迎する場合も、「必要な費用」となりますので準備しておくことが必要となります。

通夜ぶるまいは昔、精進料理を基本として魚、肉などのなまぐさを避けてきたのですが、最近は決まりがないようです。
お席でビールなど酒類がでるのは違和感を持つこともありますが、死の穢れを清めるという意味もあるので、日本酒、ビールなどのお酒を準備するのは儀式的も必要なことといわれています。

注意点として理解しておきたいこと「宴会ではない」

通夜ぶるまいの席で酔っ払ってしまう人もいますし、大声で大笑いしている人も見かけますが、通夜ぶるまいはあくまでも通夜に来ていただいた方にお礼をするために用意するもので、宴会ではないのです。
騒いだり、酔っ払って粗相するという事がないようにすべきといわれています。

近頃は通夜ぶるまい辞退行わず、粗供養品のみお渡しするということも多くなっているようです。
尋問客に対するお席ということで、世話役などは同席できない事等も理解が必要となります。
そのため、世話役の方々には別室でお弁当などを食べていただくことが必要です。

通夜ぶるまいで挨拶は必要?

通夜ぶるまいで改まり、喪主挨拶を行うことはありませんが、ちょっとした挨拶を行うこともあります。
この時、喪主が一言挨拶を述べるにとどめ、長々と話をするのはおかしい話です。

通夜に参列していただいたことへの感謝、また翌日の葬儀、告別式の時間などを伝えますが、無理強いしないようにします。
ご会葬頂えければ幸いですくらいにとどめておくべきです。

葬儀後のあいさつ回りとお礼のマナー

菊の花

葬儀後、あいさつ回りも大切なこと

大切な方がお亡くなりになり、その後、すぐに葬儀の準備などもあり、心労もかなりの物となっていると思いますが、故人が最後まで親しい方々と礼儀よくお別れできるように、葬儀後のご挨拶なども心得ておきたいものです。

葬儀の後、参列して下さった方々に葬儀で尾鷲になったことのお礼を述べるのは、早い時期の方がいいとされています。
弔電やお供物を頂いた方についても、御礼状などでお礼の気持ちを知らせるのがマナーです。

お手伝いいただいた方々には

近頃は葬儀社の方にいろいろしてもらうことも多くなっていますが、昔は隣組などが葬儀の段取りなどを取り仕切りお世話になることもかなり多かったといいます。
現在でも、やはり隣近所の方々に何等かのお世話になることも多いですし、葬儀に来ていただくこともありますので、隣近所、町内会の代表者、故人勤務先などお世話になった方々には、葬儀後、1週間以内に御挨拶すべきです。

相手の方とのお付き合いの仕方、状況によってお礼も異なります。
ただ菓子折りなどを添えていく方が丁寧です。

弔電・お供物へのお礼はどうすればいい?

弔電についてのお礼は、御礼状を持って対応します。
弔電のみ行った方へ、丁寧に菓子折りなどを郵送すると、かえって弔電などしない方がよかったか・・と思う方もいるのです。
仰々しくならないように、御礼状で葬儀が終わり、少しずつ生活が戻ってきています等の、近況をお知らせするといいと思います。

供花やお供物を遠方から依頼し贈って頂くこともありますが、この場合、葬儀の中で会葬礼状等の返礼ができないです。
そのため、遠方からお供物、供花など頂き葬儀には参列されなかった方にも、御礼状を送るのが礼儀となります。
お礼についてはお付き合いの度合いで済ませるようにし、深いお付き合いの方については、品物を持参したり、郵送するなども考えることが必要です。

あいさつ回りのマナーを理解しよう

あいさつ回りは、葬儀、告別式の後、喪主と遺族代表で寺院に伺うという形で行います。
世話役代表以外、弔辞を読んでいただいた方、ほかの世話役として葬儀で働いてくれた方、協力してくれた隣近所などを回るのが礼儀です。
無事に葬儀を終えたことへの報告と感謝を述べ、地域によっては品物以外、現金を持っていくこともあります。
これは地域性もありますので、葬儀などに長けている年長者に確認するなどした方が安心です。

先方にいきなり行くのはマナー違反となります。
葬儀の翌日から1週間の間に、先方に予定を伺ってから行くようにすべきです。
訪問する時、昔は喪服で行くことが一般的とされていましたが、現在は地味な服装で行けばよいとされています。

結婚式に参加する際のマナーについて

結婚式場

結婚式の服装、理解していますか?

結婚式の披露宴などに御呼ばれする時、親しい友人や親せきの方などが喜びの日を迎えるのですから、喜びの気持ちを服装に表すことが必要です。
結婚式はおめでたいお席とはいえ、フォーマルな場所となりますので、服装に関してもマナーよくすることが求められます。
礼儀を知らない格好で行くと恥をかくのは招待してくれた新郎新婦です。

女性の場合、洋装はフォーマルがワンピース、ドレスが基本となります。
和装の場合、未婚なら振袖、既婚なら訪問着、附下、色無地をチョイスするのがマナーです。
男性の場合、通常ブラックスーツ、ダークスーツにホワイトのシャツ、白、シルバーのフォーマルタイとなっています。

ドレス注意点としては、ゴージャスすぎるドレス、個性を出し過ぎたドレスなどは避ける事、主役はあくまでも新郎新婦です。
ただ地味すぎても、御祝いするお席にふさわしいと言えないのでよくないといわれています。
最近はフォーマルだからと全身黒で行く人もいますが、ゴージャスにアクセサリーをつけていても、お葬式?と考える人もいるので避ける方が安心です。

またもちろん白は花嫁さんの色となりますので、タブーです。
知らずに白いワンピースなどを着ていけば、世間知らず、マナー知らずと馬鹿にされてしまいます。
儀式となる結婚式で露出が多い服装もタブーとされていて、ドレスで肩がでるようなものを着用する場合、ボレロ、ショールなどを着用するのがマナーです。

結婚式での振る舞い、挨拶はどうすればいい?

結婚式でマナー違反な行動をとるのは新郎新婦が恥をかきます。
マナーよく礼儀正しくすることが大切です。
結婚式に遅刻は厳禁、通常、20分から30分前くらいに到着するように心がけます。
受付は早めに済ませて久しぶりに会った友人とのおしゃべりはそのあとにすべきです。

受付ではお祝いの言葉をまず伝えます。
親しい友人が受付担当されていることもありますが、それでも、マナーよく、御祝いの言葉を述べて、新郎(新婦)友人の○○と申しますと自分の名、新郎新婦との関係を伝えるとよりいい対応です。
御祝儀は袱紗に包み持参し、祝儀袋を袱紗から取出し、さっとたたんで袱紗の上に祝儀袋をのせて渡すのが基本となります。
無期は受け付け方観て正面になるようにし、両手で渡すことが礼儀です。

お渡しするときに「心ばかりのお祝いでございます」などつけると丁寧です。
前もってご祝儀を渡している場合には、御祝いは先日届けておりますと伝えます。

こうした結婚式でのマナー、振る舞い、挨拶の仕方などを覚えておくことも、社会人として大切なことです。
よく理解し、結婚式の時、新郎新婦に恥をかかせるようなことがないようにしっかり対応する事が望まれます。

婚約の方法ってどんな形式がある?

ハート型

婚約の儀式について理解しておきたい

現代は婚約式などを行わずラフに結婚式を行うというカップルも多くなっていますが、逆に、婚約式から結婚式まで丁寧に儀式的なものを全部行いたいというカップルもいるのです。
昔はお見合い結婚が多かったということもあり、婚約を行って古式ゆかしくお式を行うという事が一般的でしたが、今はそういうことも少なくなっています。

しかし、婚約をしっかり行ってお式を執り行いたいという事なら、婚約ということについて理解が必要です。
どのような形を選ぶにしても、二人の気持ちが納得のいくものとなることが大切なので、婚約について理解を深め、そのほか、二人の約束を公にする方法を理解していくことも考えます。

婚約の方法、古くから行われている結納という形

婚約、つまり結婚するという約束をした二人を大きく広めるという事で行う儀式の中で日本らしさのある古くから行われてきた儀式が結納です。
地域によって方法には違いがありますし、時代によって変わってきていますが、結納をしっかり行ってお式を行うという場合、お作法などについて地域の違いがないか、両家で話をすることも必要となります。

通常、新しく紺人関係を結ぶこともあり、飲食する酒肴、現金を白木台に乗せ贈りあいするという儀式を行いますが、男性が女性に贈るという形をとることもあり、地域によっていろいろです。
現金を伴うことが結納の特徴と思っておくと安心だと思います。

そのほかの婚約の形

今多くなっているのが、時計などを交換し、お互いに結婚する意思を明確にするという方法です。
女性からは男性に時計、アクセサリー、スーツなどをおくります。
男性からは女性に都会、アクセサリー、衣服などをおくることが多いようです。

婚約パーティーという形をとることもあり、若い世代ではこうした形で御祝いすることも多くなっています。
友人や知人、親、親戚などを招き、婚約披露パーティーを行うのですが、特にマナー、しきたりなどはないようです。

どんな婚約式を選ぶ?そのポイント、注意点は?

何れの方法も、お互いに結婚する意思が固まり、一緒になることを約束するという意味を持ちます。
そのため、決意、一緒になることに後悔しない事が最も必要です。

両親がのってしまい、その流れでとんとん拍子に婚約式などが決まってしまった・・・とカップルの気持ちが無視された状態で進んでしまうこともあります。
でもそれでは意味がないのです。
あくまでも主体は、これから結婚する二人という事が主軸となります。

また婚約する方法をどれにするにしても、お互いに負担が少ないことを前提に考えるべきです。
片方がたくさん費用を出すことができても、片方は出せない、また婚約に関して考え方が違うということもあります。
カップルの気持ちを主体に、どのように進めていけばいいか、お互いに無理せず考えることが必要となるのです。

結婚式の種類について解説

結婚式

結婚式は今いろいろです

日本での挙式は様々で、近頃はレストランウエディングもありますし海外で行うリゾートウエディング、お庭で行うガーデンウエディングなど、本当にいろいろな挙式、披露宴が行われています。
結婚式場、ホテルなど、どこで行うかによってもそのスタイルが変わるようですが、最近は自由に、自分たちならではの挙式を行うカップルも多くなっていうのです。

これから挙式を行う人たちにとって、どのような挙式、披露宴にすればいいのか迷うことも多いと思います。
そのスタイルを理解し、選ぶ際のポイントもしっかり知識として持っておくべきです。

結婚式の主なスタイルとは

教会式はキリスト教会で行うもので、通常は信者の方を対象に行います。
しかし、最近は信者ではなくても行う教会も多いようです。
牧師、神父様が司会を行うスタイルの挙式となります。

挙式を教会で行う場合、数回から数か月通い礼拝に参列し、勉強会などを行うことで許可するというところもあるので、まずこの勉強会などへの参加が必要か確認が必要です。
肌の露出が少ないドレスではなくてはならないなど、教会によって厳格さを求めることも多いといわれています。

ホテル、式場で私設チャペルで行う挙式も多くなっている挙式スタイルです。
ホテルなどに作られている私設のチャペルを利用し、牧師様などに依頼して挙式を行うことも多くなっています。
親族以外、友人等も参加しやすい挙式となるので人気です。

神前式は両家いずれかの菩提寺、また自宅で行う挙式となります。
数は少ないのですが、ホテルなどでも執り行うことができる場合もあるので確認が必要です。
一旦結婚したら来世でも結ばれるという仏教の教えに習い、新郎新婦が歩と目の前で来世まで結びつきを誓い神聖な中での挙式となります。

近頃多くなっているのは人前式と呼ばれる挙式です。
挙式だけを単独で行うというのではなく、披露宴会場で友人、親類すべての参列者の前で結婚を誓うスタイルが基本になります。
オリジナリティのあるウエディングにしたいという事なら、人前式を選択するとかなり自由な挙式なのでカップルらしいお式になるはずです。

いずれにしても、結婚指輪の交換を行うケースが多いです、
本来結婚指輪の交換は教会式のみ行うものですが、結婚の証として指輪を用いることが多いため、神前式や人前式でも指輪の交換を行うようになりました。

指輪のデザインに決まりはありませんが、最近は婚約指輪とセットで付けられるデザインの結婚指輪や、男女で異なるデザインの結婚指輪を購入するカップルも多いです。

結婚指輪は一生身に付けるもののためシンプルなデザインを選ぶ方が多いですが、中にはセレモニー映えするようなデザインのよい指輪を選んで、普段は付けず大事に取っておく方もいるようです。
様々なデザインがありますので、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
結婚指輪(マリッジリング)|ポンテヴェキオ

結婚する場所を選ぶときのポイント

この教会でどうしても挙式したい等、場所が限定されている場合、どのようなお式になるのか、またその準備が必要になるのか、事前に聞いておくことが必要となります。
例えば教会でお式を挙げたいという場合には、勉強会、またミサなどに数か月参加しなければ挙式できないということもあるのです。

結婚式場でもホテルでも、希望する施設があるようなら、まず希望するときに予約が可能かどうかという事を確認する事が必要となります。
勿論、結婚というのはカップルだけの話ではなく御両家が親類になるということになるので、御両家で希望する挙式がある場合、カップルの意思を尊重しながらも、家のしきたりにそって結婚式を挙げることになる可能性もあるのです。

御両家のご両親にまず報告し、結婚式を行う際に、二人で考えて行いたいという事なら、しきたりや両親の希望がどうなのか、意見を聞くことも大切なことになります。
誰もが納得のいく方法というのは、結婚式の場合、宗教的な要素もかかわってくることもあるので難しいのですが、それでもご両親との話し合いは必要です。

長寿のお祝いにはどのような種類がある?

老人の手

おめでたい長寿の祝い、いつ御祝いする?

現代は長寿の時代といわれ、日本は特に高齢化が進んでいることもあり、長寿と呼ばれる方がたくさんおられます。
お身内に御長寿とされる方がいる場合、誕生日に御祝いするという事も出てくるのですが、その時迷うのが贈り物です。

お子さんならまだしも、高齢の方が何を喜んでくれるのか?と迷うこともありますし、御祝いというお席にふさわしいものを贈りたいという気持もあります。
現在、満60歳の還暦のお祝いのほか、かぞえの70の古稀祝い、さらに80歳の傘寿、88歳の米寿、90歳の卒寿、99歳の白寿、さらに現在は100歳まで生きてこられた方もいて、この場合、紀寿などと呼びお祝いする事も多いのです。

お祝いの贈り物、何が好まれる?

還暦のお祝いという事なら、まだまだ現代は元気いっぱいで高齢ともいえない年齢となります。
そのため、この先仕事を退職され生活を大いにエンジョイするときに利用できる品物を選ぶべきです。
女性にはピンクなどの明るい色のセーターやマフラー、手袋、また口紅やアクセサリーなどをおくる事が多いようです。
男性にはスポーツウエア、趣味の道具、例えば釣りなら竿、ゴルフならゴルフクラブなどをお子さんたちがお金を出し合っておくるなどいろいろになります。

古稀以上という事ならアクティブなものよりも、かっこいいステッキ、座椅子、それに百合の生活をしてほしいと願い、文庫本や茶器などをおくってもいいです。
健康状態、趣味、好きなことに合わせて贈り物を贈れば何でもよろこんでくれると思います。

御祝いに現金を用意するという事なら、両親で5万くらいです。
ただ現金は頂かないという高齢の方もいますので、両親等の近しい身内以外はモノの方が喜ばれるといわれています。

内祝いの準備をするのもマナー

傘寿以外は、周囲の方々に祝いをしてもらうのが通常です。
この時御祝いに向けて内祝いを用意すべきといわれています。
茶器、額、写真立てなどが喜ばれますし、その人の人柄がでるとも言われるので、じっくり選びたいものです。

御祝いのお席に御呼ばれした時には、やはり贈り物を持参すべきですし、贈り物を用意できない場合、現金を持っていく方がいいと思います。
お料理などを作る手間、費用なども掛かっていますし、お食事会を外食によって行う場合にも御祝いを持っていくのがマナーです。