どっちの実家で過ごす?初正月のお祝いのポイント
初正月って何?
今では余り聞かなくなった言葉ですが、昔、赤ちゃんが初めて迎える初正月は御祝いするものとされていたようです。
現在は、赤ちゃんが生まれてから初めて実家、その近隣の方にお顔をお披露目できる日など、初正月として御祝いするというよりも、赤ちゃんが初めて実家に行く日というイメージが強くなっています。
人生儀礼と呼ばれる行事の中に初正月はないのですが、お節句と考える人もいるようです。
初正月をどのように過ごすか?迷っている方も多いといいます。
初正月はどっちの実家?
自分の実家、また夫の実家となるとどうしても夫の実家を優先するものと考えますが、初正月を迎えるのはそのご家族の都合が大きく影響しているようです。
例えば、出産からお正月まで床上げが済まない、また年末などバタバタするのでそのまま実家で迎えるということもあり、その場合、妻の実家となります。
夫の実家に行ったという人もいますし、同居されている場合、そのままお正月を過ごしたという方も多いです。
両家の実家が同じ地域にあれば、お正月に両家ともに顔を出すことで済ませることができますし、お互いの実家が遠いという場合、いずれかの実家、もしくはお互いの実家に挨拶に行くことも多いといいます。
初正月の羽子板、破魔矢は必要?
初正月には縁起物として無病息災を願う羽子板、魔よけ、厄除けとなる厄払いの破魔矢を準備するということもあるようです。
通常、女の子の場合には羽子板、男の子は破魔矢を準備します。
しかし、両方用意しても特に悪いことはなく、両方準備するというご家族もいますし、まったく準備しないという御家族もいてそれぞれです。
羽子板や破魔矢などを実家からいただいた場合にお返しは?と気にされる方もいます。
しかしこの初正月の羽子板や破魔矢へのお礼は不要とされているので、お子さんを顔を見せる事が何よりと考えるべきです。
赤ちゃん用のおせち、着物
初正月に着物を着せるという方もいて、写真館で撮影するという方もいますが、少数となっています。
またおせちも赤ちゃん用を用意するのではなく、大人のおせちを柔らかくして与えられるものがあれば与える、無いようなら無理して作らないというご家族がほとんどです。
おせちを前に写真を取り、初正月にこんなお祝いをしたんだよと記録を残しておけばいいと思います。
特別な時間にしたいという事なら、着物では赤ちゃんも疲れてしまうので、ドレスなどを着せてあげて写真だけとるというご家族もいるようです。
新しい下着、洋服を着せてあげるだけでもいいと思います。